「サインズ・オブ・セイフティ・アプローチを学ぼう」を開催しました

2月23日(祝)に心理・教育相談センター主催の研修会「サインズ・オブ・セイフティ・アプローチを学ぼう」を開催し、修了生・大学院生達が参加しました。講師の京都橘大学健康科学部教授の宮井研治先生から、時間の前半はサインズについての講義を受けました。サインズはもともと児童虐待対応のために開発された手法ですが、児童虐待対応のむずかしさは支援と介入が同時になされることだというお話がありました。またサインズのベースには解決志向アプローチがあり、今回はみんなでスケーリングのワークを体験しました。後半は事例をもとに宮井先生のファシリテートのもと、参加者が支援者や家族の役割を演じながら実際に模擬応援会議を行いました。現在サインズは児童相談所での所内会議や関係者会議、当事者を含めた家族応援会議などを中心に使われていますが、今回の模擬会議を見ながら、福祉以外の現場でも活用していけるものだと感じました。参加者からは「模擬会議の様子を見て具体的な使い方を知ることができた」「個人でケースについて整理する際も活用していけそう」などの感想をいただきました。それぞれの現場の実践に役立てていただけたらと思います。

(報告:心理・教育相談センター カウンセラー 北村由紀恵)