心理・教育相談センター主催 「子育てのコツを学ぼう」のご報告
9月4日、9月11日の2日間にわたって「子育てのコツを学ぼう」を実施いたしました。このプログラムは関西女子短期大学附属幼稚園在籍児の保護者の方々に、行動理論に基づいた子どもの困った行動への関わり方を学び、実践していただくものです。今回は4名のお母様方にご参加いただきました。
9月4日は、はじめに久保信代 心理科学部教授より、「子育てのコツを学ぼう」のプログラムが当センターで20年以上継続されてきた伝統的なプログラムであることをご説明させていただきました。9月4日の前半は、子どもの行動への注目の仕方、子どもへの「ほめ方」、お約束表の作り方について、加藤美朗 教育学部教授の講義を聴いていただきました。後半は、子どもの行動を講義内容の行動理論に基づく視点で捉え、子どもが取り組めそうな行動目標を考え、お約束表を作成していただきました。加藤教授、久保教授、当センター専任カウンセラーである一色の見守りのもと、心理臨床学専攻の大学院生がカウンセラーとしてお母様方のお話を伺い、お約束表の作成をお手伝いさせていただきました。9月11日は、結果の報告とふりかえりをしていただきました。お母様方に安心してご参加いただけるようにプログラムの間は託児室を準備し、当センター専任カウンセラーである奥出と大学院生がベビーシッターをさせていただきました。
ふりかえりでは、お約束表に一緒に取り組み、できたことを親子で喜びあうことがお互いの前向きな気持ちに繋がったこと、褒めるポイントや褒め方を少し意識することで子どもの笑顔が増え、好ましい行動が増えたこと等をご報告いただきました。また、参加されたお母様方からは「カウンセラーが丁寧に話を聞いてくれた」「今後も続けたい」という感想をいただき、スタッフ一同とても嬉しい気持ちでした。いつも子育てを頑張っておられるお母様方に、今後もスモールステップで、できるところから親子で一緒に楽しみながら、褒めることを意識していただけたらと思います。
(報告:関西福祉科学大学 心理・教育相談センター相談員 一色 美佳)


